北欧旅行でやらかした話①
婚約破棄から半年経った去年の10月。
どん底から這い上がるために、どうせなら行きたかった所へ思い切って行ってみようという気持ちになった私は、リフレッシュ休暇を利用して、スウェーデンを含む北欧へ旅行した。
1番の目的はストックホルム 。
魔女の宅急便のモデルになった都市の一つ。
ちなみに、海外は大学の卒業旅行で友達と2人でイタリアへ行ったきり。
旅慣れしてないので、さすがに全く1人は無理かと思い、ツアーに1人で参加することにした。
実はこれが人生で初めてのツアー旅行!!
このやらかし備忘録は、出発の日、めちゃくちゃ緊張しつつ集合場所へ向かったところからスタートする。。。
まず「集合」ってね、みんなが一斉に集まると思ってたんですよね。
飲み会の待ち合わせみたいな。
知らなかったんです。
個別で受付だなんて。
集合時間50分前からドキドキで近くの椅子に座り、集合場所らしきところをウォッチし続けるも、待てど暮らせど団体が出現しない...(当たり前)
なんかおかしいな...と焦りはじめたのが5分前
不安になりすぎて、ようやく受付に向かったところ1番最後でした。だよね。
そこで、添乗員さんに「飛行機の座席をお伝えしておきますね!」と言われ、「なるほど、ツアーって口頭で座席教えられるんや??覚えとかなあかんのやな......!」とド真面目な私はしっかりメモを取り、頭に叩き込んだわけです。
その後、1人ぼっちで出国手続きを済ませ、いざ国際線の搭乗口へ......
さぁ!ここから遠い異国へのフライトが始まるぜ!!!!
携帯には気になってたアニメを全話ダウンロードしておいたし、私の準備は万全だった。
いざ座席についてみると、足元になんか置いてある......
え??なにこの化粧ポーチ......
搭乗者にサービス的な??
でもこれ、マリクワじゃね??
明らかにおかしくね???
焦る私...
隣は気前良さそうな白人女性...
英語話すのも久々すぎて、ビビりながらも聞いてみたわけですよ。
「ここ、誰か座ってました?」
すると訝しげな顔でこう返されたのです。
「わからないわ。あなたのチケットに番号があるでしょう?」
えぇ、そうですよね、そうなるね。
でもな、ちゃうねん、チケットの席はなんかここじゃないけど、私添乗員さんにここって言われたんやで......
心の中で思いつつ、言葉にするスキルがなかったので、微笑んで終了。
なんかよくわからんけど、ここなんやろ!
持ち前のポジティブさで寛ぎ始めたその時...
「らいむさんーーいらっしゃいましたらお声がけください。」
とのアナウンスが。
なんか、わし呼ばれとるやんけ。
ものすごく嫌な予感とともに、立ち上がって名乗り出ると、さっきの添乗員さんが私を探していたらしい。
「お席にいらっしゃらないから」
と言われたんだけども。
もちろん私はこう返したよね。
「さっき、飛行機の席はE37っておっしゃいましたよね??その席に座ってましたよ??」
ドヤァ!!!!
添乗員さんは目を見開いた。
そう、私はちゃんと座ってたもんね、言われた通りの席に。
見落としてましたとかいうオチかな??
そう思ったのも束の間...
「それ、私の席です」
冷たい声が発せられた。
そうかそうか私の席ね。
それなら仕方ない。私の席ね。
え????????
わたしの.....????
これ、意味がわかるのに軽く2秒はかかったかな!!!!!
つまり、最初に言われた「飛行機の座席をお伝えしておきますね」とは、添乗員さんの座席をお伝えされたのであって、自分の席はチケット通り見て座れよってことだったんですね。
いやいや、恥ずかしいわ!!!!!!!
今すぐ帰りたい、もう帰りたい、全然わからん、団体ツアーの流れがわからん!!!!!
少し前の私に帰れと言ってやりたい!!!!
なんかもう、恥ずかしすぎて「あ、そうなんですね」としか言えんかったわ、ドヤ顔で他人の席に座っておきながら、なにが「そうなんですね」やねん。
もちろん、即席移動しました。
まじで死ぬほど恥ずかしかった。
ちなみに友達にこれを報告したら、「当たり前すぎるし、その感じだとすぐ死ぬから今すぐ旅行やめろ」と言われました。わかるよ。
こうして私は日本を飛び立ち、憧れの北欧に向けて出発した。。。
ちなみに最初の機内食は、なんかお肉の入ったこんなやつでした。
機内食って、久々に食べると結構美味しいよね。
つづく...